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仕上げ磨きのNG行動5選|やってしまいがちな間違いを解説!

2025/08/26 ブログ

仕上げ磨きのNG行動5選|やってしまいがちな間違いを解説!

「子どもの仕上げ磨きをしているけど、これで本当に合っているのかな…」

「嫌がる子どもに無理やり歯磨きをしてしまっている」

「仕上げ磨きの正しいやり方がわからない」

お子さんの歯の健康を守るために毎日行う仕上げ磨きですが、良かれと思ってやっている行動が実は逆効果になっていることがあります。間違った方法を続けていると、虫歯を防げないだけでなく、お子さんが歯磨きを嫌いになってしまう原因にもなりかねません。

今回は、多くの保護者の方がやってしまいがちな仕上げ磨きのNG行動を5つご紹介し、正しい方法についても詳しく解説します。


NG行動1:力を入れすぎる


最も多くの保護者の方が陥りがちな間違いは、歯ブラシに力を入れすぎることです。汚れをしっかり落とそうという気持ちから、つい力強く磨いてしまいがちですが、これは完全に逆効果となります。

力を入れすぎると歯茎を傷つけてしまい、お子さんが痛がって歯磨きを嫌がるようになります。また、歯ブラシの毛先が広がって本来の清掃効果が大幅に低下し、歯と歯の間や歯の溝などの細かい部分の汚れを効果的に除去することができません。

正しい力加減は、歯ブラシを鉛筆を持つような軽い力で持ち、歯茎を傷つけない程度の優しい圧力で磨くことです。目安としては、歯ブラシの毛先が少し曲がる程度が適切といえます。


NG行動2:磨く時間が短すぎる


忙しい日常の中で、ついつい仕上げ磨きの時間を短くしてしまうことがありますが、短時間では十分に汚れを除去することができません。虫歯の原因となるプラーク(歯垢)が残ったままだと、虫歯や歯肉炎の原因となります。

特に奥歯や歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、丁寧に時間をかけて磨かなければ完全に除去することができません。仕上げ磨きには最低でも3分程度の時間をかけ、すべての歯の表面、裏側、噛み合わせ面を丁寧に磨くことが大切です。

歯磨きの歌を歌ったり、数を数えたりしながら楽しい雰囲気を作ることで、お子さんも嫌がることなく時間をかけて磨かせてくれるでしょう。


NG行動3:見えやすい前歯ばかり磨く


前歯など見えやすい部分ばかりに注意が向いてしまい、奥歯や歯と歯の間などの磨きにくい部分を見落としてしまうことも、よくある間違いの一つです。実は、虫歯になりやすいのは目立つ前歯ではなく奥歯なのです。

奥歯は噛み合わせ面に深い溝があり、食べかすやプラークが溜まりやすい構造になっています。また、歯と歯の間も歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが残りやすい場所です。

磨く順番を決めて、システマティックに全ての歯を磨くことが重要です。例えば、右上の奥歯から始めて時計回りに磨いていくなど、一定の順番で行うことで磨き残しを防げます。


NG行動4:子どもの口に合わない歯ブラシを使用


大人用の歯ブラシを使用したり、お子さんの口の大きさに合わないサイズの歯ブラシを使用することも、効果的な仕上げ磨きを妨げる要因となります。お子さんの口は大人よりもはるかに小さく、大きすぎる歯ブラシでは奥歯まで届かないことがあります。

適切でないサイズの歯ブラシを使用すると、奥歯までしっかりと届かず磨き残しが生じます。また、大きすぎる歯ブラシヘッドは、お子さんに不快感を与え、歯磨きを嫌がる原因にもなります。

お子さんの年齢と口の大きさに適した歯ブラシを選ぶことが大切です。目安として、歯ブラシのヘッドの大きさは前歯2本分程度が適切とされています。毛の硬さは「やわらかめ」または「ふつう」を選びましょう。


NG行動5:嫌がる子どもに無理やり磨く


お子さんが嫌がって泣いたり暴れたりしても、無理やり押さえつけて磨いてしまうことがありますが、これは最もやってはいけない行動の一つです。無理やり磨くことで、お子さんは歯磨きに対して恐怖心や嫌悪感を持つようになり、長期的に見て歯磨き習慣の定着が困難になります。

恐怖心を持ったお子さんは、歯磨きの時間になると逃げ回ったり泣いたりするようになり、毎日の歯磨きが親子にとって大きなストレスとなります。また、無理やり磨くことで歯茎を傷つけるリスクも高まります。

お子さんが歯磨きを嫌がる場合は、まずその原因を探ることが大切です。痛みがある場合は力加減を調整し、退屈している場合は歌を歌ったり、お話をしたりして楽しい雰囲気を作ります。


正しい仕上げ磨きのコツ


正しい仕上げ磨きを行うためには、明るい場所でお子さんがリラックスできる環境を作りましょう。保護者の膝の上に頭を乗せて磨く方法が一般的で、お子さんの口の中がよく見えるため、隅々まで丁寧に磨くことができます。

歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、手首を使って小刻みに動かします。「今日も歯磨き頑張ろうね」「きれいになったね」など、ポジティブな声かけを心がけることも大切です。

年齢に応じた配慮も必要で、0-2歳の時期は歯磨きに慣れることが最優先、3-5歳では自分で磨かせてから仕上げ磨き、6歳以上では永久歯の6歳臼歯に特に注意を払いましょう。

仕上げ磨きは、お子さんの歯の健康を守るために非常に重要な習慣です。今回ご紹介した5つのNG行動を避け、正しい方法で継続することで、お子さんの健康な歯を育てることができます。最も大切なのは、お子さんが歯磨きを嫌いにならないよう、優しく丁寧に、そして楽しく行うことです。

当院では、小児歯科に力を入れており、お子さんの歯の健康管理から保護者の方への歯磨き指導まで、総合的なサポートを行っております。お子さんが歯医者さんを嫌いにならないよう、優しく丁寧な診療を心がけ、予防歯科を中心とした治療方針で、虫歯になる前の予防に重点を置いています。仕上げ磨きの方法でお困りのことがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。歯科衛生士による歯磨き指導も行っておりますので、お子さんの年齢や発達段階に合わせた最適な方法をご提案いたします。