ボツリヌス治療とは、ボツリヌストキシン製剤を筋肉に注射してはたらきを抑える処置です。一般的には「ボトックス治療」とよばれ、適量のボツリヌストキシン製剤をお口まわりに注射で投与すると、理想の口元に近づけられます。歯科では、「歯ぎしり」や「食いしばり」の緩和のために、咀嚼するための筋肉に注射します。ほかにも笑ったときに歯ぐきが大きく見えてしまう「ガミースマイル」の改善のために、上の唇を引き上げる筋肉に注射して筋力を弱めて、歯ぐきが見えにくくなるようにします。
千葉県柏市向原町の歯医者「柏 なかよし歯科・口腔外科」では「ボツリヌス治療」にも対応しますので、お気軽にご相談ください。
噛むときに使用する筋肉に作用させると「ブラキシズム(歯ぎしりや食いしばり)」の緩和につながります。またブラキシズムによっておこる顎関節症の痛み、肩こり、頭痛の緩和や咬筋肥大によるお顔のエラ張りを抑制するため小顔効果も期待できます。
笑ったときに上唇が上がり、歯ぐきが露出しすぎる(3mm以上)状態をガミースマイルと言います。見た目が目立つだけでなく、前歯部分の歯ぐきが乾燥しやすいので、虫歯や歯周病にかかりやすいのが心配です。ボツリヌス治療はその抑制につながります。
口をすぼめると顎に梅干し状のしわができるのを防ぎます。
施術効果や持続時間には個人差があります。注射後1週間程度は、その部分の筋肉が重たい感覚があるかもしれません。また、「噛みにくい」「鈍い痛みがある」などの症状も時間とともに薄らいでいきますので心配いりません。施術後に注射部位がポコッと膨らむこともありますが、そのままにしておいてください。1週間程度で徐々に吸収されますので、もんだり、強く押したりしないでください。
ボツリヌス療法のメリットをご紹介します。
・手術をすることなく、気になるしわの解消が期待できる
・加齢による見た目のお悩みの解決が期待できる
・コンプレックスがなくなる
・施術時間が短く、副作用もあまりない
・途中で注射の薬剤の量を減らしたり、治療をやめることができる
・繰り返し治療を行うことで、効果の持続性が期待できる
ボツリヌス治療には、以下のようなデメリットがあります。
・効果が得られるまで時間を要する
・得られた効果は約3~6ヶ月持続するが、永続的ではないので持続するには繰り返し治療を行うことが必要
・薬剤を追加投与するのに2ヶ月ほど期間を空けなければいけない場合がある
・内出血が起きるリスクがある
・注射部位を誤ると、元の状態に戻るまで数ヶ月を要する場合がある
・薬剤に対しアレルギーがある方は注意が必要
事前にご予約をお願いしております。お電話にてご予約をお取りください。
服用中の薬などの確認が必要になる場合がございますので、服用されているお薬の内容がわかるお薬手帳などをご持参ください。
担当医がご病気の経過を確認し、現在の身体状況を確認します。
ご本人の苦痛となっている症状が痙縮によってもたらされており、ボツリヌス療法により原因となる筋肉の緊張をとることで改善が得られると考えられた場合には、具体的な治療の説明、日程の調整を行います。
ボツリヌス療法では、ボツリヌストキシン製剤を注射することで筋肉の収縮を抑制します。
お食事などの制限はございません。
治療後、2〜3週間後にご来院いただき、効果を確認いたします。
治療後3ヶ月以降、効果の持続を希望される方は再度追加の治療を検討します。
気になることや、ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。