千葉県柏市向原町の歯医者「柏 なかよし歯科・口腔外科」が、虫歯に関する基礎知識や予防方法をご紹介します。
虫歯は身近なお口の病気ですが、悪化すると歯を失う原因にもなりかねない恐ろしいものです。
また、初期段階の虫歯は自覚症状がほとんどなく、痛みを感じたころにはすでにかなり進行している場合もあります。
悪化すればするほど治療も複雑になるため、虫歯は見つけ次第すぐに治療しましょう。
虫歯は、「ミュータンス菌」という菌が作り出す酸により、歯が溶かされてしまうことで引き起こされます。
ミュータンス菌が酸を作り出す材料とするのが、食べ物や飲み物に含まれている糖質です。間食が多い人や甘いものが好きな人は、ミュータンス菌にたくさんのエサを与えてしまうことになるため、虫歯になりやすい傾向があります。
また、歯の質の違いによって虫歯になりやすい人もいます。とくに乳歯や、生えたばかりの永久歯は抵抗力が弱く、小さなお子さんは注意が必要です。歯を丈夫に育てるためには、バランスのよい食事を心がけることも大切。歯の土台を作るタンパク質や、歯の再石灰化に必要なカルシウムやリン、ビタミンなどの栄養素をまんべんなく摂取しましょう。
以下のような症状がある方には、むし歯治療をおすすめしています。
むし歯は自覚症状のないまま進行してしまうことがあります。むし歯を放っておくと、かえって治療期間が長引き、治療もより大変になります。むし歯は早期に発見、治療することで治療期間も短く、費用も抑えられます。
歯科での定期的検診やクリーニングにより、むし歯を予防するようにしましょう。
軽い風邪やケガなどは、安静にしていれば自然に治る場合があります。一方で、虫歯が自然治癒することは基本的にありえません。
「なんとなく歯がしみる気がするけど、たいしたことはない」
「歯が痛いけど、歯医者に行く時間がとれない」
「歯医者に苦手意識があるので、できることなら行きたくない」
このような理由から虫歯を放置してしまうと、症状が悪化し、痛みもどんどん激しくなっていきます。夜も眠れないほどの激痛に襲われて初めて歯医者を受診する方も少なくありません。虫歯は初期症状がほとんどない病気ですので、それほどの激痛が生じている場合はすでにかなり進行していると考えられます。しかし、この段階であればまだ、歯を残せる可能性は十分にあるのです。
では、痛み止めなどで激痛をやり過ごすことで、虫歯をそのまま放置するとどうなるでしょうか? 何日かすると今までの激痛が嘘のように消え、何事もなく生活できるようになると思います。しかし、これはけっして虫歯が治ったのではなく、歯の神経がすっかり死んで痛みを感じなくなっている状態なのです。
痛みを感じないだけで、虫歯はひっそりと歯を蝕み続けています。この状態では歯を残すことは難しく、ほとんどの場合、抜歯となってしまうでしょう。また、失った歯の機能を回復するため、入れ歯やインプラントなどの治療を進める必要もあります。
さらに、虫歯を放置すると、虫歯菌が顎の骨の中に侵入して「骨髄炎」を引き起こす危険性も懸念されます。骨髄炎になると顎や顔が腫れあがる、口臭がひどくなるといった症状が現れはじめ、やがて再び激しい痛みに襲われるようになります。
虫歯や歯周病や悪化は、「もう耐えられないというギリギリまで歯医者に行かない」という習慣により引き起こされてしまいます。しかし、過去の経験から歯医者に「痛い、怖い」などのネガティブなイメージを持ち、ついつい足が遠のいてしまうという方も少なくないでしょう。
そこで当院では、痛みの少ない「無痛治療」に取り組んでおります。また、緊張して体がこわばると痛みを感じやすくなってしまうので、会話を通して患者さんの気を紛らわせ、リラックスしていただくことを心がけています。そのほかにも麻酔針が刺さる瞬間の“チクッ”とした痛みをやわらげるために表面麻酔を使う、細い麻酔針を採用するなど、さまざまな工夫で痛みの少ない治療を実現しています。
歯医者に苦手意識をお持ちの方、そのせいで歯医者を遠ざけてしまっている方も、ぜひ当院にご相談ください。今まで歯医者さんが怖くて通えなかったという方でも、当院に来てから通えるようになったとのお声を多く頂いております。スタッフ一同、患者さんの気持ちに親身に寄り添い、痛みや負担の少ない治療をご提供いたします。
こちらは、まだ表面の層のみにむし歯がある状態で、歯の表面の小さな穴や黒ずみ、エナメル質が溶けているのが確認できます。この場合、痛みや歯のしみなどの自覚症状がないことも多く、検診で見つかることが多いです。
こちらは、エナメル質のさらに下の象牙質、神経の近くまでむし歯が進行している状態です。
この状態になると、歯の痛みやしみる症状を自覚する方が多くなります。
むし歯の範囲や深さによって、部分的な詰めものになるのか、被せものになるのか、治療が異なります。来院回数は、複数回必要な場合があります。
こちらは、さらにむし歯が進行し、神経まで到達した状態です。
この状態になると、日常的に激しい歯の痛みを感じる方も多くいます。
神経までむし歯が到達している場合は、歯の神経を取り除く治療を行う必要があります。神経を取り除いた歯は脆くなるため、しっかりと補強し、被せ物をします。
治療期間も長く、費用もかかりますので、むし歯がある方は早めに治療をするようにしましょう。
さらにむし歯が進行して、歯根のみが残った状態です。
この状態までむし歯が進行すると、神経が壊死しているため激しい痛みを感じることは少なくなりますが、歯ぐきの腫れや痛みが生じたり、歯根付近に膿が溜まることがあります。抜歯が必要となる場合もあり、治療はより大変になります。
抜歯後は、喪失した歯の部分を補うために、ブリッジ治療やインプラント、義歯などが検討されます。
レントゲン撮影や、検査器具を用いた診察により、むし歯の進行状態を確認させていただきます。
むし歯の進行状態に合わせ、治療計画を立て、状況をご説明いたします。
取り除ける範囲にあるむし歯であれば、むし歯を取り除く治療を実施します。むし歯が神経まで到達している場合など、状況に応じて神経の治療も行います。
むし歯の深さや範囲などに応じ、詰めものや被せものを行います。
むし歯の治療後も、健康的な歯を維持するために定期的な検診やクリーニングが重要です。
3ヶ月に1度は歯科検診を受診しましょう。