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子どもの歯並びを守るために!矯正を考えるべき時期と予防策

2024/10/29 ブログ

子どもの歯並びを守るために!矯正を考えるべき時期と予防策

子どもの歯並びを守るために!矯正を考えるべき時期と予防策

はじめに

子どもの歯の隙間や出っ歯などがあると、「将来、矯正が必要なのでは?」と心配になることもあるでしょう。歯並びは見た目だけでなく、噛む機能や発音、歯の健康にも影響を与えます。この記事では、子どもの歯並びが悪くなる原因や、矯正治療の適切な時期、予防策について詳しく解説します。

乳歯の役割

乳歯はただの「一時的な歯」ではなく、子どもの成長に欠かせない重要な役割を果たしています。食事をしっかり噛むことで消化を助けたり、言葉の発音をスムーズにするためにも大事な存在です。また、乳歯が健康だと、その下から生えてくる永久歯が正しい位置に生える手助けをします。もし、乳歯が虫歯になり早く抜けてしまうと、将来の歯並びが悪くなる可能性があります。つまり、乳歯は「大事な永久歯の準備段階」にある重要な歯なのです。

乳歯が生えそろう時はいつ?

乳歯は、生後6〜8ヶ月頃から生え始め、2〜3歳頃には上下各10本、計20本生え揃います。ただし、乳歯が生えそろう期間には個人差があります。乳歯と永久歯が混ざっている時期を「混合歯列期」と呼び、この時期に永久歯の並び方が決まります。乳歯が虫歯になったり、早く抜けてしまうと、永久歯の成長が妨げられたり、生える位置が乱れたりすることがあります。

乳歯が八の字になったり隙間が開いていても大丈夫?

 

乳歯が八の字になる理由

乳歯が「八の字」に開いて見えることは、一般的に心配のない自然な現象です。ほとんどの場合、心配する必要はありません。顎の成長に伴いスペースができ、問題なく永久歯が生えてくることがほとんどです。

乳歯は隙間があるほうが良いことも

乳歯の間に隙間があることはそれなりに良いこともあります。隙間がなく乳歯が並んでいると、永久歯のスペース不足が生じやすく、後に矯正治療が必要になることもあります。基本的には心配ありませんが、歯や顎の成長に異常がないかを確認するためにも、定期的な歯科検診を受けることが重要です。

子供の歯並びが気になるサイン

 

子供の歯並びが将来に影響を及ぼすかもしれない兆候には、以下のようなものがあります。これらのサインに気づいたら、一度歯科医や矯正歯科の診察を受けることをおすすめします。

前歯が前に出ている(出っ歯)

上の前歯が大きく前に突き出している場合、将来的に噛み合わせや歯の損傷のリスクが高まります。これは早期の治療が必要なケースです。

下の歯が前に出ている(受け口)

下の歯が上の歯よりも前にある場合、受け口と呼ばれます。この状態は噛み合わせに問題を引き起こし、早めの矯正が必要となることが多いです。

歯が重なって生えている(叢生)

歯が正常な位置に生えず、重なっている場合があります。これにより、歯磨きが難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

前歯が噛み合わない(開咬)

上の前歯と下の前歯が噛み合わず、口を閉じても前歯の間に隙間ができる状態です。指しゃぶりや舌の癖が原因で発生することがあり、発音や食事に影響を与えることもあります。

子どもの歯並びが悪くなる原因

 

遺伝の影響

歯並びは遺伝が大きく関与しており、親の歯並びや顎の形状を引き継ぐことが多いです。親のどちらかが歯並びが悪い場合、子どもにも似た傾向が見られることがあります。

指しゃぶりや口呼吸などの習慣

長期間の指しゃぶりや舌の癖、口呼吸は歯並びに大きな影響を与えます。これらの習慣が続くと、前歯が突出したり、歯の位置がずれてしまうことがあります。

乳歯が抜けるタイミングや永久歯の生え方

乳歯が早く抜けてしまったり、逆になかなか生え替わらずに遅く抜けたりすると、永久歯の生え方に影響を及ぼし、隙間ができたり、永久歯が斜めに生えたりします。

歯並びが悪いとどうなる?

 

噛み合わせの問題

歯並びが悪いと、正しく噛むことができず、食事の時に不便を感じることがあります。長期間の噛み合わせのズレは、顎の関節に負担をかけることもあります。

発音の影響

歯並びや噛み合わせが悪いと、特定の音を正しく発音することが難しくなる場合があります。特に「さ行」や「た行」の発音に影響を与えることが多いです。

将来の虫歯や歯周病のリスク

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい箇所ができ、虫歯や歯周病のリスクが高まります。早めに治療を行うことで、将来のリスクを減らすことができます。

子どもの歯並びを守るための予防策

 

正しい歯磨き習慣

歯並びが悪くなる前に、正しい歯磨き習慣を身につけることが大切です。特に永久歯が生える時期には、親が歯磨きをサポートし、しっかりと汚れを落とすよう心がけましょう。

噛む力を育てる食事

噛む力をしっかり育てるために、硬い食べ物や繊維質の食事を取り入れることが有効です。これにより、顎の成長が促され、歯並びの改善につながります。

口呼吸や指しゃぶりの改善

口呼吸や指しゃぶりは歯並びに大きな影響を与えるため、早めに改善することが必要です。口呼吸が続く場合は、歯科医に相談して適切な対応を考えましょう。

歯科医師に相談する

子どもの歯並びが気になる場合は、早めに歯科医に相談しましょう。定期的な検診を受けることで、歯並びの問題を早期に発見し、最適な治療方針を立てることができます。

 

まとめ

子どもの歯並びは、成長に伴って変化しますが、成長過程で歯や顎に異常がないかを確認するためにも、定期的な歯科検診を受けることが重要です。乳歯の状況をチェックし、適切なタイミングでの矯正治療や予防策を講じることで、将来の健康を守ることができます。早めに問題に気づき、歯科医との相談をしっかり行うことが大切です。