噛めない・痛いを解決！入れ歯の調整・修理のタイミングと方法
「入れ歯が痛くて食事が辛い…」
「入れ歯がずれて噛みにくい…」
「入れ歯が合わなくなってきた気がする…」
このようなお悩みをお持ちの方は決して少なくありません。入れ歯は毎日使うものだからこそ、快適に使用できることが重要です。今回は、入れ歯の不具合を感じた時の調整・修理のタイミングと具体的な方法について詳しく解説します。
入れ歯の調整が必要なサインを見逃さない
入れ歯に不具合が生じると、日常生活に大きな支障をきたします。以下のような症状を感じたら、調整や修理のタイミングです。
痛みを感じる場合は、食事中に特定の部分が当たって痛い、入れ歯を装着しているだけで不快感がある、歯茎に傷ができるといった症状が現れます。機能面では、食べ物が噛み切れない、入れ歯がずれやすい、話しにくい、食べ物が入れ歯の下に入り込むなどの問題が生じます。
見た目に関しても、入れ歯にひび割れがある、人工歯が欠けている、変色が気になる、フィット感が悪く口元が不自然になるといったサインがあります。これらの症状を見逃さず、早めに歯科医院を受診することが大切です。
調整・修理の主な方法
入れ歯の不具合に応じて、様々な調整・修理方法があります。それぞれの特徴を理解しておくことで、適切な治療を受けることができます。
リベースは、入れ歯の裏側に新しい材料を追加する方法で、入れ歯がゆるくなった場合や食べ物が入れ歯の下に入り込む場合に効果的です。リラインは入れ歯の内面を削り、新しい材料で形を整え直す方法で、痛みが強い特定の部位がある場合や入れ歯の安定性が著しく悪い場合に行います。
咬合調整は、入れ歯の噛み合わせを調整する方法で、食べ物が噛み切れない、顎が疲れやすい、入れ歯が外れやすい場合に有効です。部分修理は、入れ歯の一部が破損した場合の修理方法で、ひび割れや人工歯の欠けなどに対応します。
最適な調整・修理のタイミング
入れ歯の調整・修理を行う最適なタイミングを知っておくことで、快適な状態を維持できます。
定期的なメンテナンスとして、症状がなくても3〜6ヶ月に一度は歯科医院でチェックを受けることをお勧めします。口腔内の変化は徐々に進行するため、定期的な確認により大きな問題を予防できます。
緊急性の高いケースでは、強い痛みがある、入れ歯が破損した、歯茎に傷ができた、食事ができない状態の場合は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。軽微な違和感の場合は、2〜3日様子を見てから受診することも可能ですが、症状が改善しない場合は早めの受診をお勧めします。
自宅でできる応急処置
歯科医院を受診するまでの間、自宅でできる応急処置もあります。ただし、これらはあくまで一時的な対処法であり、根本的な解決には歯科医院での治療が必要です。
痛みがある場合は、入れ歯安定剤の使用や痛い部分を避けて食事をする、軟らかい食べ物を選ぶ、冷たいものを避けるといった対処ができます。入れ歯がゆるい場合は、市販の入れ歯安定剤の使用や食事中は特に注意深く噛む、硬い食べ物を避けるなどの方法があります。
清潔に保つことも重要で、毎食後の洗浄、就寝前の洗浄剤による清拭、口腔内のマッサージを心がけましょう。ただし、自己流の調整は入れ歯を破損させる可能性があるため、絶対に避けてください。市販の接着剤での修理なども危険です。
入れ歯を長持ちさせるコツ
適切なケアにより、入れ歯の寿命を延ばし、調整・修理の頻度を減らすことができます。
日々のお手入れでは、毎食後の洗浄、専用ブラシでの丁寧な清掃、洗浄剤の定期使用、夜間の適切な保管が重要です。使用上の注意として、硬い食べ物の咀嚼は控えめにし、急激な温度変化を避け、落下に注意し、無理な力をかけないことが大切です。
定期検診も重要で、症状がなくても定期的に歯科医院でチェックを受けることで、小さな問題を早期に発見・解決できます。
まとめ
入れ歯の不具合は日常生活の質に大きく影響します。痛みや不快感を我慢せず、適切なタイミングで調整・修理を受けることが重要です。
当院では、入れ歯専門の歯科技工所と密に連携を取りながら、患者さん一人ひとりのお口にぴったりと合うオーダーメイドの入れ歯を作製しています。当院の特徴として、変形しにくいシリコン印象材を使用した精密な型取りを行い、より精度の高い入れ歯をご提供することが可能です。
保険診療から自費診療まで幅広い選択肢をご用意しており、患者さんのご要望やお口の状態に合わせて最適な入れ歯をご提案いたします。新患・急患も即日対応いたしますので、合わない入れ歯でお困りの方は我慢せずにお気軽にご相談ください。
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