当院のマウスピース型矯正装置

マウスピース型の矯正装置は、従来の金属製ブラケットとワイヤーを使用した矯正方法と異なり、透明なプラスチック製のマウスピースを使って矯正を行います。
マウスピースは、装着中ほとんど目立たず、いつでもご自身で取り外しができる装置です。日常生活において食事制限などを受けることなく、快適に矯正治療を進めることができます。見た目を気にせず、確実に歯並びを改善できる点が大きな魅力です。
当院のマウスピース型矯正装置の特徴

マウスピース型矯正装置は、以下のような特徴があります。
1.透明で目立たない
マウスピースは透明のプラスチックでできており、装着しても目立ちづらいのが特徴です。そのため、職場や学校でも人目を気にせず、自信を持ってコミュニケーションを取ることができます。
ブラケットとワイヤーを口腔内に装着する「ワイヤー矯正」に抵抗がある方、人前に出るお仕事をされている方などからも人気の矯正方法です。
2.いつでも取り外し可能
マウスピースは、ご自身でいつでも自由に取り外していただける装置です。他の矯正方法だと、粘着性・硬い食べものは控えるように推奨されていますが、マウスピース矯正ならいつも通りの食事をすることができます。
また、日々のブラッシングやデンタルフロスも、装置に邪魔されることなく行えるため、歯科矯正による虫歯や歯周病のリスクも下がります。
3.快適さ
他の矯正方法に比べて不快感がぐっと抑えられる点も、マウスピース矯正のメリットです。ワイヤー矯正は、ブラケットを歯に接着してからワイヤーを通すため、慣れるまで違和感を感じる方が多いです。
一方で、プラスチック製のマウスピースは、表面がなめらかで口腔内に馴染みやすいのが特徴です。装着時の快適さを重視するなら、マウスピース矯正をおすすめします。
4.リーズナブルな金額で歯科矯正ができる
マウスピース矯正は、他の矯正方法に比べてリーズナブルな値段であることも特徴です。部分矯正だと約10〜40万、全体矯正だと約60〜100万。
ワイヤー矯正の表側だと、部分矯正が約30〜60万、全体矯正が約60〜130万。裏側だと部分矯正が約40〜70万、全体矯正が約100〜170万です。歯科矯正をしたいけれど、金額が原因で踏み切れないという方にもおすすめしたい方法です。
マウスピース矯正のデメリット
1.すべての患者様に適応するわけではない
メリットが多いマウスピース矯正ですが、すべての患者様に適応するわけではないことがデメリットのひとつです。
例えば、重度の不正咬合の場合は、全体の噛み合わせを見直す必要があるため、適応にならないケースが多いです。ほかにも、抜歯が必要な場合や顎変形症の場合は、マウスピース矯正での治療が難しくなります。
2.マウスピースの管理が必要
マウスピース矯正では、患者様ご自身による装置の管理が重要になります。矯正期間中は、マウスピースを1日約20〜22時間以上装着しなければなりません。
基本的に、食事と歯磨き以外の時間はずっと装着します。また、7日ごとに新しいマウスピースに交換するため、使用日時の管理も必要になります。
3.装着時は水以外の飲食ができない
マウスピース装着中は、水以外の飲食ができない点もデメリットのひとつです。マウスピースをつけたまま食事をしてしまうと、本体が破損する恐れがあります。
また、水以外の飲食をしてしまうと、本体に着色や汚れがついてしまいます。衛生的に悪いだけでなく、虫歯や歯周病を引き起こす原因にもなり得ます。飲食は、必ず装置を外してから行ってください。
マウスピース型矯正治療の治療の流れ

マウスピース型矯正装置の治療プロセスは、計画的にそして段階を踏んで進行します。
以下にその詳細な流れを説明します。
STEP 01
無料相談・カウンセリング
まずは、カウンセリングで患者さまのお話をお伺いします。気になることやお悩み、ご希望など何でもご相談ください。
実際にお口を確認させていただき、矯正治療の流れや計画のご提案、治療期間や費用についてご説明いたします。
STEP 02
精密検査
レントゲン撮影、口腔内の写真撮影、顎関節の検査など詳しい検査を実施します。むし歯や歯周病の検査も行い、治療を要する歯がないかも確認させていただきます。
STEP 03
治療計画の説明
検査結果をもとに矯正治療の計画を立てます。
必要な治療内容や治療期間、費用など、より詳細で具体的なご説明をさせていただき、患者さまのご希望と合わせて治療を進めさせていただきます。
ご不明点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
STEP 04
ブラッシング指導
矯正治療中はむし歯になりやすくなるため、歯科衛生士がむし歯や歯周病を予防するためのブラッシング指導を行います。
実際に、歯科衛生士の指導のもと正しい歯みがきを練習していただき、ご自宅で適切な歯みがきができるようにしましょう。
矯正装置の装着後も引き続き、患者さまに合わせたブラッシング指導を行いますので、ご安心ください。
STEP 05
矯正装置の装着・調整
矯正装置の装着と調整を行います。歯の表面にブラケットという器具を装着し、そこにワイヤーを通すことで矯正をします。矯正装置の装着期間は患者さまによって異なり、数ヶ月~2年半で、1ヶ月に1度来院していただき、経過を確認します。
装着後、痛みを感じる方もいらっしゃいますので、ご希望の方には痛みどめも処方しています。
STEP 06
保定期間
矯正装置が外れたあとは、定期的なメンテナンス(保定期間)が重要です。
歯並びが安定するまで、ワイヤー固定かマウスピースでの固定を行い、矯正した歯の位置が元の位置に戻ろうとするのを防ぎます。この期間は、数ヶ月に1度のご来院が必要です。
Q&A

Q1. マウスピース矯正は痛いですか?
A.マウスピースは、7日ごとに新しいものへと交換します。新しいマウスピースを装着してから数日間は、軽い違和感や圧迫感を口腔内に感じることがあります。ただ、これは歯を動かすために必要な工程です。
違和感は、一般的に数日で軽減されるのでご安心ください。ワイヤー矯正のような強い違和感や痛みを感じることは、ほとんどないと言って良いでしょう。
Q2.マウスピースは1日何時間装着しますか?
A.マウスピース矯正の効果を十分に発揮するために、1日約20〜22時間の装着をお願いしております。1日のうち、食事と歯磨きの時間以外は、常に装着してください。装着時間を守っていただけないと、治療期間が延びてしまう恐れがあります。
Q3.マウスピースのお手入れ方法は?
A.マウスピースを取り外した後は、流水でよく洗い流してから、柔らかい歯ブラシでブラッシングをしてください。週に1回ほどのペースで、専用の洗浄剤を使って洗うのもおすすめです。
マウスピースは常に清潔にしておかないと、雑菌が繁殖して虫歯や歯周病の原因となってしまいます。当院でも、マウスピース用のケア用品を取り扱っているため、ぜひご活用ください。
Q4.マウスピース矯正にかかる治療期間はどのくらいですか?
A.患者様の噛み合わせの状態によって大きく異なりますが、一般的に約6ヵ月〜2年が治療期間の目安です。正確な治療期間は、初診後に詳しくお伝えいたします。
Q5.矯正治療が完了した後、歯が元に戻ることはありますか?
A.矯正治療終了後は、歯の後戻りを防ぐために保定期間を設けております。期間中に使用するリテーナーと呼ばれる装置は、マウスピースとよく似たものです。保定期間は、矯正にかかった期間と同等の期間を要します。
例えば、2年間のマウスピース矯正をしたら、同じく2年間の保定期間が必要です。せっかく綺麗にした歯並びを元に戻さないためには、リテーナーを指示通りに使用し、定期検診でフォローアップを受けていただくことが大切です。
前歯だけマウスピース矯正をすることはできますか?
A.前歯だけの矯正も可能です。状況によりますが、その際の金額は約10〜40万が目安です。全体矯正よりも治療費用が安いのがメリットのひとつです。なお、マウスピースは前歯だけでなく、全体に装着します。
出っ歯はマウスピースで治せますか?
A.出っ歯の状態にもよります。骨格が原因の出っ歯や、大きく前方へ突出している出っ歯は、マウスピース矯正での治療は困難です。別の矯正方法をご案内いたします。
マウスピース型矯正装置は当院へお任せください

マウスピース型矯正を選ぶことで、目立たない矯正治療が可能になります。当クリニックには、インビザラインの専門ライセンスを有した歯科医師が在籍しております。その他、歯並びの症例によっては、キレイラインというシステムのマウスピース矯正を選ぶことも可能です。
患者様のそれぞれのニーズに合わせて治療計画を提供し、装着時の快適さと矯正効果を最大限に引き出します。美しい笑顔と健康的な歯並びを手に入れるためのお手伝いをさせていただきます。歯並びに関してのご相談は、ぜひ当院へお寄せください。