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むし歯の治療後に痛みが残る原因と対処法

2024/09/17 ブログ

むし歯の治療後に痛みが残る原因と対処法

むし歯の治療後に痛みが残る原因と対処法

むし歯の治療後に痛みを感じた場合、不安になる方が多いと思いますが、むし歯の治療後に痛みを感じることはそれほど珍しいことではありません。むし歯の治療後に感じる痛みにはさまざまな原因が考えられ、治療の内容や個人の体質によっても異なります。この記事では、むし歯治療後の痛みの原因や対処法などについてくわしく解説します。

治療をしたのになぜ痛む?むし歯治療後の痛みの原因

むし歯の治療後に痛みを感じる場合、いくつかの原因が考えられます。

治療直後の一時的な痛み

むし歯の治療後すぐに感じる痛みは一時的なもので、問題のない痛みであることが多いです。むし歯を治療する際の麻酔が切れたあとや、歯を削ったり詰め物をしたりしたことによる刺激で痛みが生じることがあります。このような一時的な痛みは、数日のうちに軽減することがほとんどです。

神経の過敏

神経の近くまで達してしまったむし歯の場合、神経近くまで削る治療などにより神経が過敏になることがあります。この場合は、冷たいものや熱いもの、刺激の強いものを飲食する際の刺激などで痛みを感じやすくなることが考えられます。このような痛みも数日から1週間以内でおさまることがほとんどですので、それほど心配する必要はないでしょう。

詰め物や被せ物が合っていない

むし歯治療後の詰め物や被せ物が合っていないと、噛み合わせが合わずに違和感や痛みを感じることがあります。保険診療ではレジンとよばれる樹脂性の素材や銀歯を使用することになり、銀歯の場合は金属製のため熱が伝わりやすく、冷たいものや熱いものの刺激により痛みを感じやすくなることがあります。自費診療ではジルコニア(セラミック)をはじめとする多くの歯科素材の中から選択できるため、よりしみにくい素材を選択することもできます。

歯根の炎症(根尖病変)

進行したむし歯では、歯の神経(歯髄)を取り除く根管治療を行うことがあります。根管治療の際に神経や細菌が取り切れていない場合、歯根が炎症し、痛みや腫れが生じることがあります。保険診療でも根管治療は受けられますが、より精密な治療を求めて自費診療を選択することも可能です。

むし歯治療の保険診療と自費診療

一般的なむし歯の場合、保険診療で問題なく治療することができます。保険診療では治療に使用できる材料や治療方法が限られますが、耐久性や審美性の高さ(見た目の美しい)、精度を求めて、治療や材料の選択肢が幅広い自費診療を選択することも可能です。進行したむし歯などの治療の場合、自由診療を選択することで、より自分に合う最適な治療を受けられるため、むし歯治療後の痛みが生じにくい可能性もあります。

むし歯治療後に痛みが生じた場合の対処法

 

むし歯の治療後に日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合や、痛みが長く続く場合は、早めに歯科医師に相談することが重要です。むし歯治療後の痛みの対処法をご紹介します。

鎮痛剤の使用

痛みがひどい場合は、痛み止めを使用することで一時的に痛みをやわらげることができます。ただし、長期間の痛み止めを服用し続けるのは避け、痛みが強い場合は歯科医師に相談しましょう。

食生活などに気を付ける

むし歯治療後、しばらくの間は神経の過敏などが原因で、冷たい飲食物や熱い飲食物、刺激のある飲食物で痛みが生じることがあります。痛みがある場合はこれらの飲食物は避け、様子をみるようにしてください。また、熱いお風呂や飲酒などは血行が良くなり、痛みが増す可能性があるため避けるようにしましょう。

歯科医院を再受診する

むし歯治療後に痛みが生じることは珍しいことではありませんが、数日〜1週間ほどで痛みがおさまるのが一般的です。治療後の痛みが長引く場合は、歯科医院を再度受診するようにしてください。痛みの原因を明らかにし、詰め物や被せ物の再調整やむし歯の再治療など、適切な対処法を行うことが重要です。

まとめ

むし歯の治療後の痛みは、治療に伴う一時的な心配のない痛みで、深刻な問題となる痛みではないことがほとんどです。しかし、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みや長引く痛みは、再治療や再調整が必要となる場合があるため、早めに歯科医院を受診し、適切な対処を行うようにしましょう。また、保険診療と自費診療の違いを理解し、自分に合った最適な治療を選ぶことも、むし歯治療後の痛みを予防する方法のひとつとして重要です。