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乳歯はいつ抜ける?乳歯が抜ける順番や抜けないときの注意点についても解説!

2024/08/26 ブログ

乳歯はいつ抜ける?乳歯が抜ける順番や抜けないときの注意点についても解説!

乳歯はいつ抜ける?乳歯が抜ける順番や抜けないときの注意点についても解説!

はじめに

皆さん、こんにちは。今回のブログでは子どもの乳歯が抜けるタイミングについてお話ししようと思います。

乳歯は永久歯の生え変わりが近づいてくると、徐々にグラグラして抜けます。乳歯から永久歯の生え変わりには個人差がありますが、標準時期が大きく過ぎているのに乳歯が抜けない場合は、病気が隠れていることもあるため注意が必要です。

このブログは、乳歯の抜ける時期や順番、乳歯が抜けないときの原因についてわかる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

乳歯が抜ける理由

乳歯が成長と共に抜けて永久歯に生え変わる理由は、顔や顎の骨格が大きくなるからです。人間は噛んで物を食べるときに歯が必要ですが、生後6〜8ヶ月ごろの子どもの顎は小さいため、永久歯よりも小さい乳歯が生えてきます。

しかし、成長に伴って顎の骨格は大きくなるため、乳歯は徐々に骨格に見合わなくなります。乳歯が骨格に見合わなくなると、より大きくて丈夫な永久歯が必要です。

永久歯が必要な時期が近づいてくると、乳歯の下に少しずつ永久歯の根ができ上がってきます。永久歯ができ上がってくると、乳歯の根が溶かされていき、少しずつ乳歯がグラグラしてきて抜けるというメカニズムになるわけです。

乳歯が抜けると、下で成長を進めていた永久歯に生え変わり、6歳臼歯(第一大臼歯)や12歳臼歯(第二大臼歯)と呼ばれる奥歯も生えます。乳歯が全て20本だったのに対し、永久歯に全て生え変わった状態では、口の中の歯は28本になります。

乳歯はいつ抜ける?

乳歯が抜ける時期は6歳〜12歳ごろです。はじめに下の前歯が抜けて永久歯に生え変わると同時に、第一大臼歯が生えてきます。上と下の乳歯が全て抜けた後、第一大臼歯より奥に第二大臼歯が生えると、乳歯から永久歯に全て生え変わった状態になります。

乳歯が抜ける順番

乳歯の標準的に抜ける順番や時期は以下の通りです。

上の歯 下の歯
乳中切歯(前歯) 1(6歳〜7歳) 1(5歳〜7歳)
乳側切歯(前歯の横の歯) 2(7歳〜9歳) 2(6歳〜8歳)
乳犬歯(前歯から2つ隣の歯) 4(9歳〜12歳) 3(8歳〜11歳)
第一乳臼歯(手前側の奥歯) 3(8歳〜11歳) 4(9歳〜11歳)
第二乳臼歯(一番奥の奥歯) 5(10歳〜13歳) 5(10歳〜13歳)

乳歯が抜ける時期は個人差が大きいため、1〜2年ほどの差があってもあまり気にしなくても良いでしょう。男の子よりも女の子のほうが早い傾向にあります。

乳歯が抜けない原因

 

先天性欠如歯

先天性欠如歯は永久歯が生まれながらにない状態で、10人に1人の割合で起きることがわかっています。先天性欠如歯の原因はわかっていません。欠如する歯は1〜2本のことが多いですが、なかには10本以上欠如しているケースもあります。
先天性欠如歯の場合は、乳歯の下に永久歯ができ上がらないため、20歳ごろまで乳歯が抜けません。先天性欠如歯を放置すると、歯並びや顎の成長に影響を及ぼすため、早めに受診してレントゲンで確かめてもらうことが大切です。

 

歯の萌出遅延

永久歯が標準期間を大きく過ぎても生えてこない状態を萌出(ほうしゅつ)遅延といい、乳歯が抜けない原因になることがあります。原因は永久歯の形成不全や方向の異常、萌出力の不足、おおっている歯肉の肥厚などです。
カルシウム代謝障害やビタミン欠乏症などの病気が原因で起こることもあります。手術によって乳歯を抜いて、永久歯を強制的に萌出させたり抜歯したりします。

歯の埋伏

歯の埋伏(まいふく)は、永久歯の異常や萌出を障害する因子、顎骨の病変などによって粘膜内や顎骨内に永久歯がとどまっている状態です。萌出遅延と異なるのは、歯牙腫(※)やのう胞(※)、過剰歯(※)など、生えてくるはずの永久歯やその周りに明らかな病変がある点です。隣り合わせの歯に障害を及ぼす場合は抜歯しますが、そうでなければ矯正治療や歯の移植をおこなって日常でも使えるようにします。
(※)歯牙腫(しがしゅ):歯の芽の異常から起こる組織の形態異常のこと
(※)のう胞:顎骨の中にできる袋状の病変のこと
(※)過剰歯:歯が通常の本数より多く生えてくること

永久歯に生え変わったときは虫歯に注意

乳歯から永久歯に生え変わったばかりの歯は、十分な硬さや強さがないため、虫歯になりやすいです。永久歯は一生使うことになるため、虫歯になると身体にさまざまな影響を及ぼします。
生えてきた永久歯は少しずつ唾液中のカルシウムを取り込み、数年かけて強い歯になります。より歯を頑丈にするためにも、フッ素入りの歯磨きを使用して毎食後や就寝前に必ず歯を磨くようにしてください。

まとめ


乳歯は6歳ごろに下の前歯から抜け始め、12歳ごろに上下の奥歯が抜けて終わります。成人時期に近づいても乳歯が抜けないときは、先天性欠如歯や歯の萌出遅延、埋伏が起きている可能性があるため、歯科医院受診しましょう。乳歯から永久歯に生え変わった直後は虫歯になりやすいため、歯磨きはフッ素入りの歯磨きを使用して欠かさずおこなってください。
当院では、子どもの乳歯から永久歯の生え変わりについてのご相談も受け付けております。子どもの歯に少しでも気がかりなことがある方は、ぜひ一度ご来院ください。