柏 なかよし矯正歯科・小児歯科 TEL:04-7145-3375

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妊婦さん向け歯科診療の流れ|初診から治療までの安心ステップ

2025/10/03 ブログ

妊婦さん向け歯科診療の流れ|初診から治療までの安心ステップ

妊婦さん向け歯科診療の流れ|初診から治療までの安心ステップ

「妊娠中でも歯医者に行って大丈夫?」

「つわりがひどくて歯科治療を受けられるか不安…」

「お腹の赤ちゃんへの影響は心配ない?」

妊娠中は体調の変化やホルモンバランスの影響で、お口の健康状態も変わりやすい時期です。しかし、適切なタイミングで歯科診療を受けることで、母子ともに健康な状態を維持できます。今回は、妊婦さんが安心して歯科診療を受けるための流れと、知っておきたいポイントをご紹介します。

 

妊娠すると歯や歯茎はどう変わる?

 

 

妊娠中は女性ホルモンの変化により、歯茎が腫れやすくなったり出血しやすくなったりします。これを「妊娠性歯肉炎」と呼び、実は多くの妊婦さんが経験することです。放っておくと早産や低体重児出産につながる可能性があるため、「妊娠中だから仕方ない」と諦めずに、きちんと治療することが大切です。

また、つわりで思うように歯磨きができなかったり、食べ物の好みが変わったりすることで、虫歯になりやすい状況も生まれます。

 

いつ歯医者に行けばいいの?妊娠時期別の治療タイミング

 

妊娠初期(1〜15週)|体調を最優先に

 

妊娠初期は赤ちゃんの大切な器官ができる時期で、つわりも一番つらい頃です。この時期は痛みや腫れなど、どうしても我慢できない症状がある時だけ治療を受けましょう。

 

妊娠中期(16〜27週)|治療のゴールデンタイム

 

「安定期」と呼ばれるこの時期が、歯科治療を受ける絶好のチャンスです。つわりも落ち着き、お腹もまだそれほど大きくないので、仰向けでの治療も負担が少なく受けられます。虫歯治療、歯茎の治療、歯のお掃除など、必要な治療はこの時期に済ませておくのがおすすめです。

 

妊娠後期(28週〜)|無理は禁物

 

お腹が大きくなってくると、仰向けの姿勢がつらくなったり、ちょっとした刺激で早産につながる心配も出てきます。この時期は緊急性の高い治療以外は産後まで待った方が安全です。

 

初めて来院する時の準備と流れ

 

 

予約の時に必ず伝えてほしいこと

 

歯科医院に予約の電話をする際は、「妊娠○週です」ということを必ずお伝えください。今何か薬を飲んでいるか、産婦人科の先生から何か注意を受けているかも一緒にお話しいただけると、より安全な治療計画を立てることができます。

 

当日お持ちいただくもの

 

母子手帳(妊娠週数の確認のため)

お薬手帳(飲んでいる薬やサプリの確認)

健康保険証

産婦人科からお手紙がある場合はそちらも

 

問診と検査について

 

初診時には、妊娠の経過や現在の体調について詳しくお聞きします。つわりの様子や、苦手な匂いがあるかなども遠慮なくお話しください。

レントゲンは必要最小限に留め、目で見える範囲での検査を中心に行います。検査中に気分が悪くなったら、遠慮なくお声がけください。

 

妊娠中でも安全に受けられる治療

 

歯のお掃除・メンテナンス

 

歯石取りや歯のクリーニングは、妊娠中でも問題なく受けられる治療です。特に妊娠性歯肉炎の改善には効果的で、定期的に受けることで歯茎の健康を保てます。

 

虫歯の治療

 

安定期であれば、麻酔を使った虫歯治療も安全に行えます。使用する麻酔薬は赤ちゃんに影響のないものを選びますし、詰め物も安全性の高い材料を使用します。痛みを我慢することの方が母体にとってよくないので、必要な治療はきちんと受けることをおすすめします。

 

歯茎の治療

 

妊娠中の歯茎の腫れや出血は、適切な治療で改善できます。歯石を取り除いたり、歯茎の炎症を抑える処置を行います。早産のリスクを下げるためにも、歯茎の健康は非常に大切です。

 

急な痛みへの対応

 

突然歯が痛くなったり、歯茎が腫れたりした場合は、妊娠時期に関係なく適切な処置を行います。妊娠中でも安全に使える痛み止めや抗生物質もありますので、我慢せずにご相談ください。

 

治療中の工夫と配慮

 

楽な体勢での治療

 

妊娠後期になると、仰向けの姿勢で気分が悪くなることがあります。当院では、クッションを使って楽な体勢を作ったり、必要に応じて横向きで治療を行うなど、お一人おひとりに合わせた配慮をしています。

 

無理のない治療時間

 

つわりの症状や体調に合わせて、治療時間を短くしたり、何回かに分けて治療を進めることもあります。

 

つわりの時期も安心!お家でのお口のお手入れ

 

つわりで歯磨きがつらい時の工夫

 

小さめの歯ブラシを使う(子供用でもOK)

味や匂いの強くない歯磨き粉に変える

うがい薬でこまめにお口をすすぐ

体調の良い時間を見つけて集中してお手入れする

 

食事の後の簡単お手入れ

 

妊娠中は少しずつ何回も食べることが多く、お口の中が汚れやすくなります。食事の後は軽くうがいをしたり、キシリトール入りのガムを噛んだりして、お口の中をきれいに保ちましょう。

 

まとめ

 

妊娠中の歯科治療は、正しい知識と適切なタイミングで行えば、お母さんにも赤ちゃんにも良い影響をもたらします。お口のトラブルを感じたら、「妊娠中だから」と我慢せずに、まずは相談してみてください。

当院では、妊婦さんの治療経験が豊富なスタッフが、お一人おひとりの体調や妊娠週数に合わせて、無理のない治療を行っています。産婦人科の先生との連携も大切にしており、安心して治療を受けていただける環境づくりに努めています。妊娠中のお口の健康について心配なことがありましたら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。お母さんも赤ちゃんも健康で、素敵な出産を迎えられるよう、全力でサポートいたします。