当院のスリープスプリントとは

こんなことでお困りではありませんか?
- いびきがすごいと言われた
- 夜中に息をしていないと起こされたことがある
- 寝ても寝ても眠くて仕方ない
- 睡眠外来に行ったことがあり、現在治療している
- 日中気絶したように寝てしまう
当院で製作しているスリープスプリントは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を管理するために設計された、口腔内用のマウスピース型装置です。装着することで下顎が少し前に出るようになり、気道が解放されて、いびきや無呼吸状態を改善します。気道が塞がれることがなくなるため、睡眠の質が改善されて日中の疲労感も減少します。
スリープスプリントは、睡眠外来を受診されたことがある方や、医師から紹介を受けた方、ご家族にいびきがうるさいと言われた方などにおすすめの装置です。睡眠時無呼吸症候群に関してお悩みの方、ぜひ一度当院までご相談くださいませ。
スリープスプリントの特徴

スリープスプリントは、快適性と効果を兼ね備えた設計が特徴の装置です。柔軟性のある医療用プラスチックまたはシリコンを使い、歯科医院にて完全オーダーメイド式で製作いたします。そのため、患者様の口腔内にぴったりフィットします。
スリープスプリントによって下顎を少し前に出すことで、気道を広げて呼吸をスムーズにします。こうすることで、睡眠時のいびきや無呼吸を防ぐことが可能になります。また、装置の端はなめらかに加工されており、口内炎や出血といった口腔内のトラブルが発生する心配もありません。
これらの特徴により、スリープスプリントはいびきや無呼吸に対する効果がありながらも、非常に使いやすい装置となっております。睡眠時無呼吸症候群の改善にぴったりな治療法です。
スリープスプリントのメリット

簡単かつ気軽に導入できる
スリープスプリントは、ご自身で簡単に取り外しができるマウスピース型の装置です。手間や費用面から考えても、治療開始へのハードルが低いことがメリットです。
CPAP療法に比べて負担が少ない
睡眠時無呼吸症候群の治療法として広く知られているCPAP療法では、就寝中にマスクをして鼻から空気を送ります。高い効果を発揮するものの、大きな違和感を感じてしまう患者様も少なくありません。一方でスリープスプリントは、就寝時にマウスピースを装着するだけでOKなので、身体的にも精神的にも少ない負担で済みます。
小さくて持ち運びやすい
スリープスプリントはマウスピース型の装置なので、小さくて持ち運びしやすいのも大きなメリットです。旅行や出張時などにも気軽に持ち運びできるため、友人にいびきで迷惑をかける心配もありません。
通院の手間が省ける
スリープスプリントは、耐久性にすぐれた素材で作られているため、約5年は同じものを使うことができます。完成した後は、メンテナンス以外で通院する必要がない点もメリットのひとつと言えるでしょう。
スリープスプリントのデメリット
他の治療法と比べて効果が出にくいことがある
睡眠時無呼吸症候群の治療法の中では手軽な一方で、効果が出にくいことがあります。特に肥満度が高く気道が塞がりやすい方や、下顎が小さめの方は効果が感じられない可能性があります。
歯や顎が痛くなることがある
スリープスプリントを装着すると、歯ぎしりや食いしばりによって、歯や顎が痛くなる場合があることもデメリットのひとつです。ただ、歯科医院にて装置の調整を行ったり、装置の種類を変更したりすることによって改善されることが多いため、ご安心ください。
噛み合わせに影響が出ることがある
スリープスプリントを装着し続けると、ごく稀に噛み合わせに影響が出てしまうことがあります。しかし、歯科医院にて製作したご自身にぴったりフィットする装置を使用することで、噛み合わせの乱れを防ぐことができます。綺麗な歯並びや噛み合わせを守るためにも、歯科医院にて定期的な検診を受けていただくことをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群などの診断書がないと保険適用外になる
スリープスプリントを製作する際、睡眠時無呼吸症候群などの診断書がないと保険適用外となり、自費診療扱いとなってしまいます。保険適用になると約1万円で製作することができますが、自費の場合は約3万円~の取り扱いとなります。診断が下りていない場合の費用負担がデメリットです。
上下一体型と上下分離型の違いとは?
スリープスプリントには、上下一体型と上下分離型の2種類がございます。前者は保険適用で製作可能で、後者は自費にて製作可能です。
上下一体型は安価で製作できる一方で、下顎の微調整がしにくかったり、装着時に違和感を感じやすかったりといったデメリットがあります。上下分離型は下顎の微調整ができたり、違和感を感じにくい一方で、自費診療のみでしか対応できない点がデメリットです。
上下一体型と上下分離型のどちらが良いかは、診察をした上で、患者様のご予算などを考慮しながら決定いたします。
スリープスプリントの作り方
STEP1:診断書の有無の確認
睡眠時無呼吸症候群などの診断が下りている場合は、当院まで診断書をお持ちください。保険適用にてスリープスプリントを製作することができます。
STEP2:費用や種類などの説明
医師から、スリープスプリントについての説明をいたします。費用や種類などの詳しい説明を受けた上で、治療に進むか否かの判断をしていただけます。メリットデメリットについても、お気軽にご質問くださいませ。
STEP3:歯型の採取
患者様にぴったりフィットするスリープスプリントを製作するために、歯型を採取いたします。当院のスリープスプリントは、完全オーダーメイド式です。
STEP4:装置の仮お渡し
採取した歯型を元に製作したスリープスプリントをお渡しいたします。その後、1週間前後装着していただき、大きな違和感がないかどうかのテストをします。
STEP5:最終的なお渡し
再度ご来院いただき、問題がなければスリープスプリントを固定してから、最終的なお渡しとなります。違和感がある場合は、調整をしてからのお渡しをいたします。
スリープスプリントQ&A

Q1.スリープスプリントはずっと使い続けなければいけませんか?
A.いびきや無呼吸状態の症状の重さに応じて、数ヶ月~数年間の使用をおすすめすることがあります。メンテナンスと合わせて、定期的に検診を受けていただき、装置の効果を確認いたします。
Q2.スリープスプリントのお手入れ・保管方法は?
A.使用後は、ぬるま湯を使ってやさしく手洗いをし、よく乾燥させてください。傷ついたり破損したりする恐れがあるため、硬い歯ブラシや熱湯を使うことはお控えください。
また、乾燥後は専用のケースに入れて保管することをおすすめいたします。ティッシュなどに包んで放置してしまうと、誤って捨ててしまうケースが多々あるためです。
Q3.スリープスプリントの使用による副作用はありますか?
A.装着開始直後は、口腔内の乾燥や起床時に軽いのどの痛みを感じることがあります。しかし、慣れるにつれて違和感や痛みは減少する傾向にあります。もし違和感や不快感が長期間続くようでしたら、遠慮なく歯科医院までご相談ください。
Q4.スリープスプリントが正しくフィットしているか確認できますか?
A.確認できます。口内に装着した際、スプリントが正しい位置にあるか否かが判断基準です。特に、上下の歯にしっかりフィットしているか、装着時に動いたり外れたりしないかを定期的に確認いたします。違和感を感じた際は、遠慮なく歯科医院までご相談ください。
スリープスプリントで快適な毎日を

スリープスプリントは、手軽に睡眠時無呼吸症候群にアプローチできる装置です。就寝前に装着するだけで気道が解放され、いびきや無呼吸状態を改善することができます。そのため、いびきや睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方から重宝いただいている治療法です。
安定した睡眠がとれるようになると、日中も活発に動けるようになり、生活の質も大幅に向上します。CPAP療法などに比べて身体的・精神的な負担も少ない状態で治療ができるため、治療を始めやすいことも特徴です。当院では無料カウンセリングを実施しております。スリープスプリントの製作にかかる費用や保険適用についてなど、なんでもお気軽にご相談ください。